細胞膜

細胞膜を作るのにも使われる

コレステロールは細胞を包み込む細胞膜の形成に重要な役割を担っています。
人の体は約60兆個の細胞からできています。
コレステロールは細胞膜の成分として全身にくまなく分布しています。
この細胞膜は、外からの有害物質の侵入や中身の漏出を防ぐ構造になっています。
その細胞膜を作る為に重要な役割を担っているのがコレステロールなのです。

 

細胞膜の仕事は、体の中で細胞の外の情報を内部に伝えたり、
内部の情報を外部に伝えたりするいわゆる情報伝達です。
その働きをうまく出来る細胞膜を作る為の重要な
役割をもつ成分がコレステロールというわけです。

 

細胞膜が情報伝達に必要なのがタンパク質。
そのタンパク質が多く集まって連携プレーが円滑に行われます。
その情報伝達をしている細胞膜のコレステロールが減ると
タンパク質が集まりにくくなり情報伝達がうまくいかなくなってしまうのです。
細胞の情報伝達がうまくいかなくなると
臓器の機能低下や病気の発症につながると考えられています。